2012年スーダンKRT発AONE3=56万9050円

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今となっては懐かしのスーダン発券。 日本人では私とここの読者の某氏くらいしかやらなかったでしょう。 この当時は今のように日本に居ながらにして現地発のワンワールド・エクスプロアラーを現地発の料金で発券するなどという芸当ができなかった時代。 その代わりこの頃まではカナダ例外規定というのがあって、カナダまで行けば現地発のワンワールド・エクスプロアラーを現地発の料金で発券できたという面白い時代でした。

全旅程

KRT-oAMM-oORD-xDFW-xANC-xDFW-oYVR-xJFK-oNRT-oCGK-oNRT-oDEL-oNRT-xLHR-xDXB-oAMM-KRT
KRT-AMM-ORD-DFW-ANC-DFW-YVR-JFK-NRT-CGK-NRT-DEL-NRT-LHR-DXB-AMM-KRT   16 segment path: 51,581 mi
もっとも実際には最後の区間AMM-KRTは捨ててしまうことになりましたので、結果的には15区間しか飛んでいませんが。

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発券方法

この当時は基本的に出発地現地で発券しなければ、現地または発券地での料金のうち値段の高い方に自動的になってしまう、というルールでした。 したがって本来このチケットは、スーダンまで出向いて行くか、インターネットで現地のキャリアオフィスあるいは旅行代理店で発券してもらうしかありませんでした。
しかしご存じの通りスーダンという国は、アメリカからいわゆるテロ国家に指定されていて、そんなところまでのこのこ出かけて/あるいはコンタクトして数十万円~100万円もするようなチケットを発券できるはずもありません。
そもそもスーダン国内ではまともにクレジットカードも使えません。 そうなるとまずインターネット経由で発券することはほぼ不可能です。
また現地に出向いてスーダンの現地通貨で数十万円分の現金を現地の銀行から引き出して現地のキャリアオフィスあるいは旅行代理店まで持っていくなどということも現実的には不可能です。

カナダ例外規定

しかし同時にこの頃はワンワールド・エクスプロアラーのルールに「カナダ例外規定」というのがあって、カナダで発券する場合に限ってはカナダ発の料金ではなく出発地スーダン現地発の料金で発券することができました。
したがってこの時はそれを利用して私の第2の故郷、バンクーバーまで出向いて発券した次第です。

YVR空港のAA発券カウンターで発券

この時はあらかじめ日本にいる間に日本のAA(アメリカン航空)に依頼して素案の予約を入力しておいてもらいましたが、実際にバンクーバーへ行ってみると、かなりの部分はすでにキャンセルされていたりしました。
発券自体は具体的にはバンクーバー国際空港のアメリカン航空発券カウンターでin personで発券した次第です。
言葉でいうのは簡単ですが、実際には16区間もある全旅程を空港名と日時と便名を間違いなく伝えて、それも当然英語で伝える必要がありますので、初心者にはかなり敷居が高いことではあります。
下手をすると100万円にもなろうという航空券を間違いなく発券できるかどうかはここにかかっています。

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奥さんが日本人のCoryさん

その発券カウンターで対応してくれたのは、この写真左のCoryさん。 何と奥さんが日本人で、かなりオタッキーな人でした。 おかげで発券作業は大変順調でした。しかしもちろん日本語はしゃべれません。

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トータル料金は6918.81CAD

運賃計算課からの見積額は、6918.81CAD。 Coryさんがそれでもいいか?というので、もちろんOKと答えます。
決済は当時使っていたJALーDCーMASTERカード。 別に深い意図はありません。 何の問題もなくその場で決済されe-ticketは無事発券。 これはそのレシートになります。
料金の内訳をみると、基本料金=17800SDG(スーダンパウンド)を5720CADに両替し、それに諸税及びサーチャージを加算しているようです。

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発券手数料は35CAD

一方、発券手数料は35CADでしたが、「RC」というのが4.2CAD(12%相当)ついて合計39.2CAD。 消費税みたいなものかな? これは別切り。 同じカードで決済。 結局、合計金額6918.81CAD+39.2CAD=6958.01CADでAONE3が購入できました。

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小一時間ほどで発券完了

結局小一時間ほど発券カウンターで時間がかかりましたが、AONE3にしては速い方。 普通はいったん予約記録を預かって、後日発券ということが多いのを考えると、むしろ超特急で発券できたようなものです。 普通ならこうやって発券さえし終われば、ほとんど「勝利」なのですが、今回はそうもいきません。 むしろ今後スーダンへの出入りやビザをどうするかという大きな課題が残されています。

日本円では56万9050円

後ほどクレジットカード決済速報をみると、チケット部分は日本円で56万5845円、発券手数料部分が3205円、合計で56万9050円という結果になりました。

new 2012/3/6    M4005    AMERICAN 00121757078 TORONTO    1回払い    565,845    565,845    4月    6,918.81    CAD    81.784
new 2012/3/6    M4005    AMERICAN 00106331178 TORONTO    1回払い    3,205    3,205    4月    39.2    CAD    81.761

スーダン・ハルツーム(KRT)空港でのビザ無しトランジット

この時は別切りチケットとはいえ、A to B to C、具体的にはIST-KRT-AMMという典型的なトランジット・パターンだったため、かなりリスキーではありましたが、私はスーダンのビザを取らずに強行突破を試みました。
スーダン・ハルツーム空港でのトランジットは、最初は何だか何の問題もなくスムースに行くように見えながら、結局途中から結構やっかいなことになってきたりして、やはり一筋縄ではいかない、と思い知らされました。

KRTまでのポジショニングフライト

UAのマイレージを使ってNRT-xIST-KRTという片道ルートで、トルコ航空(TK)便を特典航空券として発券しました。

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KRTに真夜中に到着

トルコ航空便でイスタンブールからハルツーム空港へ真夜中の1時半頃到着。 沖止めのバス輸送です。

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到着ロビー

着いた到着ロビーがこちら。 こんなところ、写真を撮ってはいけないところですが、こっそり撮影しておきました。
念のためにトルコ航空側には、KRTでのRJ便への乗り継ぎ連絡を入れて置いたのですが、それが奏功したのかまず安心したのは到着ロビーにいた係官が何と私の名前をプリントアウトした用紙を持っていたこと。 すぐに事情がわかってもらえました。

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一筋縄ではいかない

その係官の指示によりこの到着ロビーで30分ほど待っていたら先の係官が別の係官を連れて戻ってきたので、その人についていくと小型のワゴン車に乗っかって空港側(air-side)から出発ロビーへ連れていかれました。
どうやら私を連れて行った担当者は、パスポートコントロールを逆流して超法規的に何とか出発カウンターまで連れて行こうとしたのだと思います。
ところがそこでパスポートコントロールの後にあるセキュリティ・チェックを無事に通過して、一件落着かと思いきや思わぬ伏兵が。

セキュリティのおばさん

ヒジャブをかぶったセキュリティ・チェックのおばちゃんが「これは正規の手続きを経ていないから、チェックできない」と言い張っているようなのです。(詳しい内容は、わかりませんが、私が係官から英語で聞いたのはそういうこと) 出国側のパスポートコントロールと意思の疎通がうまくできていなかったようです。

やり直し

係官は申し訳なさそうに「単なる手続き上の問題だから、最初からやりなおそう」とのこと。 何か係官同士の面子みたいなものもあるように思いました。 それでなければ、ひょっとすると遠回しな賄賂の要求かとも思いましたが、どうもそんな様子も見られません。
係官に従って再度ワゴン車で到着ロビーに戻り、係官が再度何やら手続きをして、またぞろ同じワゴン車で出発ロビー側に戻ったという次第。

ビザ無しで事実上スーダンに入国

で、今度は、何と係官の裏技でパスポートコントロールのボスらしき人に話を通した上で、出発ロビー側のパスポートコントロールを堂々と逆流して抜けて出発ロビーに出てしまった次第。 形の上ではビザ無しで入国してしまったのです。

チェックイン

そこで今度は10分ほど待機して、ロイヤルジョーダン航空のチェックインカウンターが開くのを待ってから型通りにチェックインしたと言う次第。ここはれっきとしたスーダン国内です!?

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パスポートコントロールを顔パスで

その後、やはり係官にくっついてパスポートコントロールを何もせずに顔パスでぶっちぎりで通過して、セキュリティチェック。 先ほどいちゃもんをつけたおばちゃん係員はいなくなり、他の係員に変わっていました。 今度はスムースにセキュリティチェックを終了。 こうして無事に出発ロビーエアーサイドに出られたというわけです。

ラウンジへ

係官はそのままファーストとビジネスクラス用のラウンジに案内してくれたので、そこで2時間弱くらいを過ごしたと言う次第。 あとは型どおりに沖止めのロイヤルジョーダン航空便に搭乗して無事にアンマンまで到着したというわけです。

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KRTなんかでトランジットなんかするもんじゃない

やはりKRT空港なんかでトランジットする酔狂な人間はほとんどいないためか、トランジットの態勢が全く整っていません。
そりゃそうだ、KRT空港は別に国際乗り継ぎターミナル(ハブ)を目指しているわけではありませんからね。 致し方ありません。 ここではトランジットは極めて例外的。 そんなもの認めたくないくらいな感じです。

ビザを取るべき

でも逆に日本人ならビザは比較的簡単に取れるようですから、ビザを取った上で1泊くらいする方がスムースで良いように思いましたが、もっともそれはそれでまた決して必ずしも簡単、スムースというわけにはいかないようですが….

ヨルダンに1週間滞在

さてこの時のヨルダンでの滞在は、当初3泊4日だけの予定で、首都AMMの探索だけにとどめようと思っていたのですが、帰路用のJL特典航空券がなかなか思うように取れず、出発4日前までに落ちてこないのを確認してから諦めました。
結局ヨルダンにはさらに3泊ほど追加で滞在し、結局6泊7日も滞在することになったので、予定していなかったペトラ、死海観光などにも急遽出かけてきました。

ペトラ遺跡観光

ペトラ観光の方はAMMからプライベートカーを調達してペトラでは一応5つ星(自称)ホテルに2泊するという、かなり贅沢な、私としては珍しいまさにファーストクラス仕様の観光旅行。 急な予定変更だったことと、KRTトランジットが成功したことで気が大きくなっていたようです。

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スーダンはトランジットでしたので、治安についてはわかりませんが、ヨルダンが(当時は)こんなに安全なところとは思いませんでした。 また基本的にとても親日的で、不愉快なことはほとんどありませんでした。 ただし坂道、アップダウンが多い上に暑いので、街歩きにはあまり適していませんが。

もっともこの頃はヨルダンにシリア難民はいたにせよ、まだイスラム国などが台頭してくる前でしたから、良い時代でした。

死海のビーチ

塩が析出している死海のビーチ。 イスラエル側から死海にアクセスすると、パスポートを新調しない限りその後スーダンなんかには入国できなくなってしまいますので、ヨルダン側からも死海にアクセスできるのは便利です。

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TKとRJ

あとこの時はトルコ航空(TK)及びロイヤルヨルダン航空(RJ)という航空会社のフライトに私としては初めて搭乗しました。 どちらも残念ながらファーストクラスはなかったわけですが、ビジネスクラスでもシートはフルフラットだし、食事も悪くありませんでした。
ビジネスクラスで比較すると、残念なことにどう贔屓目にみても当時のJLに勝ち目はなさそうでした。 しかし長距離路線でもファーストクラスがないというのは、それはそれで困ったもの。 いくらビジネスクラスが良くても、所詮はファーストクラスには敵いません。 是非とも特にトルコ航空にはファーストクラスの復活を願います。(とはいえ、スターアライアンスなので、私は当面使う予定はありませんけどね。)

トルコ航空にはシェフみたいな人も搭乗していたりしましたが、その割には食事もたいしたことはありませんけど。(もちろんビジネスクラスとしては優秀だけど)

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ORD-NRT JLファーストクラス

この時は結果的に下記のような世界一周になっています。
NRT-xIST-xKRT-oAMM-oORD-NRT
この世界一周の最後のフライトであるORD-NRTのJLファーストクラスは、ワンワールド・エクスプロアラーとは別切りのポジショニングフライトでJLの特典航空券です。
このJLファーストクラススイート機材だけは自信を持って太鼓判を押せます。 とはいえあくまでもファーストクラスですからねえ。 しかもこの路線、搭乗してみたら月曜日発だったせいもあり4/8=50%の搭乗率。 そのうち多分、私を含めて3名は特典またはアップグレードという有様。
しかも上にも書きましたように、儲け口であるビジネスクラスは、ハードの面で他社に明らかに劣るとなると、いくら再上場したところでJLの前途はまだまだ厳しいと言わざるをえません。 (あくまでも当時の比較です) とはいえ慣れない航空会社を乗り継いできて最後の区間でJLのファーストクラス便にたどり着くと、妙にホッとしたような安心感を感じるようになるというのは、私が年をとってきたせいかもしれません。

エアポートヒルトン@ORD

今回私としては久しぶりにシカゴORDでの1泊の乗り継ぎをしたわけですが、空港内にホテルがあるというのはやはり便利だなあ、とつくづく感じました。 JLにチェックインするのにも、ホテルのチェックアウト前にホテルから歩いてJLカウンターまで行き、チェックインを済ませてしまってから、再度ホテルに戻って2時間くらい、シャワーを浴びたり、のんびりできるというのは実に快適です。 ラウンジなんかで過ごすよりも数倍快適。 LAXとかJFKにもこういうホテルがあるといいのにねえ。

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