出発の日の朝、東京は予想通り雪が降りうっすらと積もっていたため羽田空港までの足が心配でしたが、道路の状態は問題なく羽田空港に早く着きすぎてしまいました。さて心配された帰路便乗り継ぎですが、ここに予想外の援軍が出現! 何とセイシェル出発2日前にJALからメールがきて私の搭乗予定便が1時間20分も出発遅延するというのです。 これで合計乗り継ぎ時間は、2時間20分から一挙に3時間40分にもなってしまい、何の心配もなく安心して乗り継ぎ、無事に帰国することができました。
出発日は雪
まったくついていないことに私が珍しくタクシーで羽田空港まで行こうと予約している時に限って雪なんか降りやがる!? 出発便に乗り遅れるなんていうのは世界一周券トラベラーとしては失格ですから、前日念のためにMKタクシーに電話して、自宅出発時間を9時から8時30分に繰り上げてもらいました。(フライトの出発時間は11時30分) しかし実際には早朝に雪がそこそこ降りはしましたが、道路脇の街路樹がうっすらと雪化粧しているだけで、道路の状態は小雨の後の程度で雪も雨もやんでいました。 そのため出発時間を30分早めておいたことが裏目に出て、空港に出発の2時間半も前に到着。 その上10時頃になってまたぞろ雪が降ってきたため、当該フライトの出発自体が30分遅延。 結果的には出発前3時間もしょうもないラウンジで無駄な時間を過ごしてしまいました。 でもまあ仕方ありません。 乗り遅れるよりはマシと思わなければいけません。
羽田→ロンドン→ヨハネスブルグ
そんなわけで昨年スタートしたモザンビーク、マプト発のAONE4の最後の2区間に搭乗して、最終目的地ヨハネスブルグまで無事到着。 といってもヨハネスブルグなんて物騒なところに目的があるわけでもありませんし、空港の外に出るわけでもありませんが。
ヨハネスブルグ→ドーハ→セイシェル
ヨハネスブルグからは別切りカタール航空特典航空券でヨハネスブルグ→ドーハ→セイシェルと飛びました。 このポジショニングフライトにも何の問題もなし。 セイシェルには予定よりも30分ほど早着してしまいました。
セイシェルは離島のリゾート地ですから仕方ありませんが、空港は予想以上にショボイ。 建物は一応2階建てですが、基本1階部分だけですべてが完了する構造。 つまり到着ホールも出発ホールも地上階。
もちろんボーディングブリッジなどはありません。 すべてタラップ式で地上から乗降するわけ。 大雨の時は大変そうです。 私の滞在中はまっ晴れでしたが、1週間前は大雨が降って泊まり客は2日間ホテルから出られなかったという話も聞きましたから、そういう時はどうするんだろう?と思いました。 昨年と一昨年訪れたマプト空港はさすがはモザンビークの首都空港だけあって、時々沖止めタラップになることもありますが、ボーディングブリッジはちゃんと何機もありましたからね。 セイシェル空港に比べるとだいぶ近代的です。
それでも空港ビルには大きく「International Transit」なんて書いてありますから、中にはこんなところでトランジットする酔狂な旅行者もいるのかもしれません。 って、実は自分の未来のことだったりして???
Charlotte Villa
セイシェルでは Charlotte Villa というゲストハウスに宿泊。 朝食はついていますが、ついでに3泊分夕食もお任せでつけてもらいました。 空港送迎もお願いしてあってレンタカーはなし。 おかげで外は陽光降り注ぐインド洋のリゾート地なのに、私は結局一度も外には出ずにひたすら部屋の中で読書に励みました。 ま、時々パティオに出て葉巻を吸ったりもしましたが、どうやら葉巻は前立腺肥大の症状に悪いようだ、ということに今回初めて気がつきました。 年を取って病気になるとだんだんと楽しみが減っていきます。 寂しいことです。
それにしてもセイシェルくんだりまでやってきて、3日間一歩も外に出ない旅行者なんて、たぶん私だけでしょう???
オーナーの手料理
このゲストハウスのオーナーはモーリシャス出身の中国系移民で、その彼が夕食を作ってくれました。 1日目はドイツ人夫妻がいましたが、2日目と3日目は泊まり客は私だけ。 というのもヨーロッパ中部で大雪が降ったため空港閉鎖になったようで、予約していた泊まり客の到着が遅れるとのこと。 やはりこの時期、大雪には注意が必要です。
そんなわけで3日間、オーナーが作ってくれた中華料理/ポリネシア料理とオーナーの話を楽しみました。
帰路のJAL便が1時間20分遅延!
私の悪運もまだ尽きていないようです。 セイシェルを出発する2日前、突然JALからメールが入り、なんと帰路便遅延の通知があったのです。
【JAL国際線】出発遅延のお知らせ 2月14日(木) JAL044便
ご予約便の出発時刻が変更となりました。
以下の便情報をご確認ください。
■ご搭乗者名
■便情報 2月13日(水) 08:09現在(日本時間)
JAL044便
ロンドン発定刻 2月14日(木) 19:00
出発予定 2月14日(木) 20:20
(遅延時間 1時間20分)
東京/羽田着定刻 2月15日(金) 15:55
到着予定 2月15日(金) 17:15
使用する飛行機の手配のため出発に遅延が生じています。
ご不便・ご迷惑をおかけいたしますことを、心よりお詫び申し上げます。
ふつうフライトの遅延は一般的にはうれしくないお知らせですが、今回の私にとっては実にラッキーな遅延! JAL便が1時間20分も遅延するため合計乗り継ぎ時間は、2時間20分から一挙に3時間40分にもなってしまい、これで何の心配もなく安心して乗り継ぎ、無事に帰国することができました。
セイシェル→ロンドン
やはり予想通りブリティッシュ・エアウェイズBritish Airwaysは別切りチケットでチェックイン荷物を羽田までスルーにすることは頑として受け付けてくれませんでした。 でもまあこれはセキュリティの関係もあり当然のことですので仕方ありません。 一応しつこく頼んではみましたが、まったくなしのつぶて。 しかしすでに乗り継ぎ便の遅延がわかっていますので、諦めてロンドンでUKに入国することを決意してブリティッシュ・エアウェイズBritish Airways便に搭乗。
T5→T3 UKイミグレ通っても1時間
ファーストクラスなので当然LHRでのファストトラッククーポンをもらえます。 LHRへのBA便到着は、予定よりも10分ほど早着。 JAL便の遅延がわかっているので精神的にも余裕があり、さらにBA便が若干早着ということで余裕をもってUKに入国します。 しかしこういう時に限ってイミグレが空いているんだなあ。 いやファストトラックの方の話ですが、待ちゼロ状態。 もちろん通常のイミグレの方をみやると、何重にもとぐろを巻いた大渋滞の列が見えます。 それを脇目に見ながらファストトラックをスイスイ通り抜けて、型どおりにヒースローエクスプレスの無料区間を乗ってT5からT3に移動。
そういえば最近このヒースローエクスプレスでの移動をしていなかったのですが、この時に気がついたのは、今はこんな「Free Train Transfer」なんていう無料チケットを自動券売機で受け取って改札を通る必要があるようです。 昔は改札自体がなかったように思いますが、私の記憶違いかなあ? 改札口は新しかったので、多分変わったのは比較的最近のことなのでしょう。
そういえばLHR T3のJALチェックインカウンターも昔とちょっと変わっていて、ファーストクラスチェックインのカウンターだけ少し囲いができて多少高級感が出たようです。
というわけでファストトラッククーポンさえ確保できれば、LHRでのターミナル間移動は、制限区域の外側を通ったとしてもだいたい1時間程度で移動できるということが今回わかりました。(割合慣れているせいもあるけど)
しかしファストトラッククーポンがないとなると時間の予測は結構難しいかも。 イミグレの行列次第というところでしょうか。 でもまあそれでも1時間30分もみておけば大丈夫じゃないかな。
ロンドン→羽田
帰路のJAL便は全クラス満席でした。 ちなみに1時間20分遅延の原因は、主にニューヨークでの降雪などの影響で機材繰りがうまく行かなくなったためらしいです。 ロンドンでは雪は降っていません。 いずれにせよこの時期、雪の影響を受ける地域に出かける時は十分に注意が必要です。
全行程を搭乗してみて
今回は4つの別切りチケットで6区間搭乗。 そのうち4区間がファーストクラス、2区間がビジネスクラス(ファーストクラス設定無し)。 今回ファーストクラスの座席はすべて1Aでした。 サービスも食事もまあ各キャリアで一長一短。
JALの食事はまた下降傾向の感じ。 サービスは安心感あり。
逆にブリティッシュ・エアウェイズBritish Airwaysの食事は言われるほど悪くありません。 ただし選択を間違うと厳しいのかも。 でもサービスは厳しい。 期待しない方がいいでしょう。
カタール航空は相変わらずで、食事はまずまず普通。 国際色豊かなCAさんたちが楽しい。 今回ヨハネスブルグ→ドーハ間の旧機材ビジネスクラスは空席多数だったため、出発直前に空席状況を確認の上、5JというBコンパートメントの最前列に座席変更したのですが、結局広いBコンの乗客は5Aに1人と5Jに私の計2人で独占、といううれしい状況。 しかも機材はゆとりのある旧機材。 5Jと5Kを独り占めできてほとんどファーストクラスの快適さでした。 結局空いているフライトが一番楽ですね。 詳しいことは1年後くらいに書きますので、期待せずに待っていてください。
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