スリランカは初めてでしたが、私としては珍しく完全に観光旅行態勢。 私一人のための車と運転手をチャーターした、ある意味ファーストクラスな旅行。 でもスリランカの交通事情を考えると、島内に散在する遺跡群を見て回るにはこれしか方法がありません。 かといって現地のツアーにのるというのも、もう私の年と持病を考えると難しい。 やはり自由度が高いスタイルが最適です。
幸いスリランカの人々は7割以上が仏教徒で、日本人には親しみやすいかもしれません。 インド人ほどアクが強くない。 もっとも仏教とはいっても、ヒンドゥー教と混淆していますし、日常生活はほとんどインドと同じ感じかな。 ガネーシャも非常にポピュラーですし、ヒンドゥー教の神々もブッダと一緒に祭られています。
観光は早く済ませてのんびり
例によって私は怠慢なので、観光旅行はなるべく午前中か午後の早い時間までに終わらせて、あとはホテルでのんびりすると言うスタイル。 車と運転手を手配していますから、あとは運転手との相談でどうにでもできます。
葉巻を2回も吸う
スリランカは喫煙にもかなり寛容なので、レストランでも葉巻を吸うことができるところがありました。 シーギリア・ジャングルというホテルのメインダイニングとOZOキャンディ・ホテルのバーと2箇所で2回葉巻を吸う機会に恵まれました。 1回の旅行で2回も葉巻を吸うことは最近はありませんでしたから、それだけ今回の旅行はリラックスできていた、ということでしょう。
食事はバフェがほとんど
私としてはちょっと残念だったのは、食事がほとんどバフェスタイルだったこと。 バフェにはバフェの良さがありますが、所詮はバフェなので面白みはありません。 ちょっと高くついてもいいからアラカルトで頼みたかった。 もうちょっと高級なホテルにすればよかったのでしょうけど、観光地なので仕方ないでしょう。 次回スリランカを訪れる機会があれば、今度はコロンボにずっと滞在して、まともなレストランを食べ歩きたいです。
さすがにカレーは美味しい!
スリランカと言えば、やはりカレーかセイロン紅茶ですが、バフェでも単品で頼んでも、さすがにカレーのスパイスの奥深さは半端ないものがありました。 チキンカレー、フィッシュカレー、ダル(豆)カレーあたりがポピュラーなようでしたが、時々ものすごくコクのあるカレーがあってうれしくなりました。 次回は是非コロンボのまともなレストランで本場のカレーを楽しみたいところです。
アヌラーダプラ、ダンブッラ
最初の王朝のあった古都アヌラーダプラには、紀元前2~3世紀頃の仏教遺跡があって、非常に興味深かったです。 日本では仏教伝来どころか卑弥呼以前の弥生時代ですからね。 それが残っていること自体が奇跡的。 ダンブッラの石窟寺院にもオリジナルには古いものがありました。
ルワンウェリの巨大ストゥーパ(紀元前2世紀)
樹齢2000年以上の菩提樹(釈迦が悟りを開いた菩提樹の分け木?)
イスルムニヤ寺院とブッダの入滅像(紀元前3世紀)
ダンブッラの石窟寺院
ポルンナルワ、キャンディ
インドからの侵略に押されて都をどんどん南に移して行ったスリランカ。 ポルンナルワが10~12世紀、キャンディが15世紀~19世紀。 時代が下るにつれて面白みにかけます。
ワタダーゲ@ポルンナルワ(7世紀)
ガル・ヴィハーラ@ポルンナルワ(12世紀)
仏教の伝来時期
仏教は、前5世紀頃にインド北部で成立したわけですが、ご存じのとおり日本への伝来は 531年(語呂合わせは「ご参拝」)。 それからみると隣国スリランカへの伝来(前250-前210年頃)が早かったのは当然ですが、ミャンマーあたりへの正式伝来は12世紀、タイへの伝来は11世紀から13世紀、チベットでさえも7世紀になってから正式に伝わっているんですね。 意外と遅いですね。
中国への仏教伝来は、後漢の1世紀頃ですから、日本へは中国を通じて意外と早く仏教が伝わってきたということですね。
シーギリア・ロック
お約束のシーギリア・ロック。 ここはオーストラリアのエアーズロックと似たようなアトラクション。 私もはるか昔にエアーズロックに登りました。 今もまだ登れるのかなあ?
さてこちらシーギリア・ロックの方は新しい時代のものなので、王様の父殺しとその後の破滅というストーリーとシーギリア・レイディと呼ばれる絵の数々、それに頂上に王宮跡があるあたりがちょっと違う。 でも基本的にはそこそこ運動して岩登りをして頂上に到達するという達成感が人気の秘密でしょう。 日本人も中国人も欧米人観光客も入り交じって、すごい人気のスポットでした。 行列を作って登っていくのは、もうアトラクションそのものです。
比較的新しいとはいえ、お話自体は5世紀のお話ですから、日本では倭の五王の古墳時代。 インド、中国同様スリランカも当時は日本なんかよりもずっと先進国だったわけです。
戦利品はセイロンティー
やはり戦利品はセイロン紅茶です。 紅茶の故郷と言われるヌワラ・エリヤにあるDAMRO紅茶工場を見学に行きましたが、そこで自分用の高級紅茶とお土産及び自分用の普及版紅茶の両方を買いました。 これら全部で1万9500LKR(スリランカルピー)=約1万4000円程度ですから、かなり高いですがどんなものでしょう。 でもこの工場で、現地の運転手も自分用に紅茶を買っていましたから、現地の人にとっても高級紅茶を比較的安く買えるところなのだと思います。
JLダイヤモンド維持
さて今回のCMB-NRT@JL7076のコードシェア帰路フライトで今年もJLダイヤモンドの維持が決まったものと思います。 帰路便加算前の状況が下記の通りで、全体のFOP(フライオンポイント)としてはすでに10万ポイントを超していますが、JL便のFOPが5万ポイントに若干足りないだけでした。
2018年実績
17回(うちJALグループ便5回)
100,257 FLY ONポイント
(うちJALグループ便 48,163 FLY ONポイント)
FLY ONプログラム到達情報
ダイヤモンドまで、あと
JALグループ便 1,837 FLY ONポイント
または
103回 (うちJALグループ便55回)
今年のAONE4残り区間
モザンビーク、マプト発の今年のAONE4ですが、残り区間はあと NRT-oBKK-oHND-xLHR-JNB を残すのみとなりました。 上に書きました通り今年のJLダイヤモンド維持が終わったので、BKKへのサイドトリップは来年年明け1月にすることにしました。 まあバンコクはその頃乾期の真っただ中ですので、旅行するには快適です。
来年はどうするか?
さて問題はその後、来年用のチケットをそろそろ調達準備に入る必要があります。 今年用のAONE4は昨年11月に買っていますから、まあその頃までには決めておきたいところです。 このままJNBまで戻れば、JNB発のAONE4に乗り換えるか、今年同様MPM発のAONE4に乗り換えるか、どちらかかな。
東京発は?
しかしJNBにせよMPMにせよAONE4は今やどちらも150万円コースになってしまっていますので、今一番安いまともな発券地=東京発(AONE3で100万円強)、というのも選択肢に入ってきます。 しかしJLダイヤモンド維持のことを考えると私の場合東京発ならAONE3を年に1.5~2回分くらい飛ばないとならないかもしれません。 そうなるとJNB発やMPM発とさほど変わりませんから、アフリカ発の方が旅程が面白くできるのでいいかな。
ヨーロッパ発は?
まともなところならノルウェー発とかも検討してみましたが、あまり面白みがない。 それにノルウェー発に乗り換えるとなると、今年のAONE4をLHRでストップして、最後の区間LHR-JNBを捨てることになります。 それもなんだかもったいないかな。
ダークホースとして今通貨が急落中のトルコなんかどうなっているのかな? というとトルコ発はUSD建てですから、いくら通貨が急落しても残念ながら全然面白みはありません。
他のアジア発は?
それこそ今回訪ねたスリランカ発なんかも候補になってきますが、今回スリランカへ行った印象では、あまり発券地にはしたくない感じ。 やはりスリランカ航空、ちょっとマイナー過ぎますし、フライトに清潔感がありません。 それにコロンボ空港もやはりケイオス状態ですしね。(それを言うならモザンビークのマプト空港はどうなんだ?と言われてしまいますが….)
あと韓国発も結構高い割にルーティングの面白みがありません。
イラン発は?
アメリカの制裁再発動で通貨下落の本命イラン発は、そもそも発券できないみたいです。 残念ではありますが、私もこれでスーダン発に引き続きイランにまで行ったら、B2ビザを持っていても二度とアメリカの地を踏めないか、毎回別室送りになりそうで怖いですしねえ。
年内には結論を
というわけでOWE発券の聖地がことごとく崩壊してしまった今、なかなか難しい選択です。 しかし逆に言うと純粋に普通にOWEを楽しむべき時でもあります。 遅くとも年内には結論を出して来年分をどうするか決めなければなりません。 今のところは、高いけどJNB発またはMPM発を続けるつもりですが、さてどうなることでしょうか。
来年1月のバンコク旅行まで海外旅行はお預け
私としては極めて珍しいことですが、スリランカ旅行から帰国して次に海外へ出るのは何と!来年1月のバンコクサイドトリップ。 5ヶ月間も海外旅行に出なかったことなど、思いつく限り少なくともここ20~30年はなかったことです。 次男の結婚式が10月にあったりすることもありますが、今年はちょっと異例。 しかも年間の海外旅行回数がわずか4回! これも最近30年間で初めてのことです。 一時は最高年間22回も、用もないのに海外旅行をしていましたからねえ。 でもまあ少し時間ができるのもいいかもしれません。 いつもだいたい1年遅れになっているこのブログの旅行記事内容の過去ログを何とか早く整理して、現実の旅行に近づけたいと思います。
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