スポンサーリンク
スポンサーリンク

想定外のダイバートでロンドンでの乗り継ぎ失敗!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

DSC08727_2019-04-12DSC08740_2019-04-12
禁断のセイシェル発AONE4を継続して、昨日朝、無事に帰国しました。 しかし東京へのポジショニングフライトへの乗り継ぎで大問題が発生して、6区間すべてファーストクラスという当初の計画は脆くも崩壊してしまいました。 もともと今回の旅程で一番の難所であった DOH-xLHR-NRT の乗り継ぎですが、DOH-xLHR@QR3便で想定外の事件が発生してしまいました。 ちょうど旅程の真ん中あたりで急病人が発生して、フライトが何とブダペスト空港にダイバートされてしまったのです。 この時点で乗り継ぎはもう無理だと諦められたので、ブダペスト空港駐機中に何とか対応策を電話することができたのが、せめてもの幸いでした。 詳しくは本文で。

スポンサーリンク

最初の4区間は問題なし

JLのHND-LHRは、型どおり。 変わっていたことといえば、久しぶりにシャンパンのサロンが復活していたことくらい。 でも下戸の私には興味がありません。

DSC08035_2019-04-12

Holiday Inn Express@LHR-T4

LHR-T4に半年前にできたばかりのHoliday Inn Expressに2泊しましたが、これは予想以上に良かった。 ヒルトンよりも空港に近いし、新しいだけあってまだきれいです。 Crown Plazaとツインホテルになっているという変わったスタイルでした。

DSC08098_2019-04-12DSC08100_2019-04-12

大英博物館

中日にはアンダーグラウンドに乗って大英博物館の見学にも行って楽しんできました。

DSC08133_2019-04-12DSC08144_2019-04-12

クワイエットルーム

QRのLHR-xDOH-CDG も昨年と同じ。 DOHのアルサファ・ファーストクラス・ラウンジのクワイエットルームも空いていて往復とも使うことができました。 相変わらず6時間までの使用制限がありますが、お金を払えば延長できるとのことです。 今回の乗り継ぎでは6時間でちょうど良かったので追加せず。

DSC08356_2019-04-12DSC08362_2019-04-12

カフェ「Le Nemours」、ベルサイユ宮殿

パリでは、アンジェリーナ・ジョリーとジョニー・デップが共演した映画「ツーリスト」の舞台となったパレロワイヤルにあるカフェ「Le Nemoursへ行って、クロック・ムッシュを食べたり、モンパルナスにあるサルトルとボーボワールの墓を訪ねたり、ちょっと郊外のベルサイユ宮殿を見学したりしてして楽しみました。

DSC08463_2019-04-12DSC08473_2019-04-12DSC08412_2019-04-12DSC08562_2019-04-12

QR3便が急病人のためブダペスト空港にダイバート

そして帰路の3区間のうち1区間目CDG-xDOHまでは何の問題もなかったのですが、DOH-LHR on QR3便が東ヨーロッパ上空を飛行中に機内で急病人が発生し、ブダペスト空港にダイバートすることに! これは人命にかかわることですから致し方ありません。

DSC08727_2019-04-12

BAとコンタクト

しかしダイバートとなると、1時間や2時間の遅れでは済まないでしょう。 実際この時は3時間30分ほど遅れました。 ということでブダペストに着陸してしばらくしてまずはブリティッシュ・エアウェイズBritish Airwaysに電話。 BA便がノーショーになると困るとおもったため、まずはBAを優先。 事情は伝えましたが、代替便などについては私の乗り継ぎ便のチケット LHR-NRT on BAはJLのマイレージを使った特典航空券だからJLにコンタクトしろ、とのこと。 まあ正論ではあります。

JLロンドンとコンタクト

仕方なく今度はロンドンのJLに電話。(この時間日本のJLは時差の関係で開いていない) せめて日本語が話せるスタッフがいるかと思ったけど、どうやらいないみたいで、再度英語で状況説明するのに疲れました。 それでわかったことは、乗り継ぎ便のLHR-oNRT-LHRを搭乗前にキャンセルしないと、マイレージも税金なども戻って来ないということ。 代替案を考えながらもまずはそちらに注力します。 とにかくキャンセルをお願いしておき、電話でやりとりしているうちに、こんどはこちらの飛行機が離陸時間となってしまい、電話は途絶。 最終的な確認ができないままで不安は残りましたが、大丈夫であることを信じて、そのままロンドンへ向かいます。

カタール航空のSCA

カタール航空のSCA(シニア・キャビンアテンダント)ルーマニア出身のアンドレア嬢は、QRのグラウンドスタッフが何とかするから安心しろ、と言ってくれましたが、私はもちろんそんな言葉は信じません。

3時間35分遅れでLHR到着

というわけで16時50分にLHR T4に到着。 降機してすぐのところに待ち構えているQRグラウンドスタッフに行き先を東京と伝えて、いろいろ調べてもらいますが、この週末はついていないことにイースターの週末。 フライトも混んでいるらしく、当日中には適当な空席が見つからないようでした。 結局今度は入国してQRの発券カウンターで相談してホテルを手配してもらえ、とのこと。

QR発券カウンター@LHR-T4

ま、そんなところだろうな、というわけで型どおりに荷物をピックアップしてLHR-T4のQR発券カウンターへ行きます。 そこではさすがに乗り継ぎ便が実は別のPNRであることもわかってしまい、かつなかなか適当なビジネスクラス以上の代替便も見つかりませんでした。 私の方としては、まあロンドンにもう1泊して、翌日か翌々日にでも帰国できれば御の字と思い始めていましたから、ごちゃごちゃ言わずに、ロンドンでのホテルだけをQRにお願いする方針にしました。 するとそれはすんなりT4のヒルトン1泊、夕食、朝食付きで確保。

ヒルトン@LHR-T4

早速ヒルトンへ向かい、荷物を置いてすぐに今度はLHR-T3のJLカウンターへ向かいます。

DSC08740_2019-04-12

JL発券カウンター@LHR-T4

するとこの時間はもう日本行きのJL44便が出発する頃のため、JLの職員はチェックインカウンターにはほとんどいません。 辛うじてJL発券カウンターにいた現地職員のリータという女性に話をして、事情をわかってもらい、明日以降の代替便の空席状況を教えてもらいました。

そのうちリータが日本人スタッフのO嬢をゲートから呼んでくれました。 最初は、特典航空券での帰国を考えていたのですが、発券カウンターでは特典航空券は一切扱えないらしい。 またブダペスト空港でJLロンドンの職員と電話で話したところでは、JL特典航空券は24時間前でないと発券できない、と原則論を厳しく言っていましたので、この際特典は諦めて、有償チケットで帰る方針に変更

空席状況チェック

空席状況を聞くと、ファーストクラスの空きは全然なく、唯一翌日朝のファーストクラスなしのJL42便羽田行きのビジネスクラスが、なぜか相当に空いているらしい。 それならそれで行くのが一番快適だろうと考えてそういう方向で。

Bクラスチケットをマイルでアップグレード

まずはCクラス片道運賃を聞いてみたら、さすがに高くて60万円くらい? ちょっと考えていると日本人スタッフのO嬢が、マイレージをたくさんお持ちなら、アップグレード可能なチケットをお買い求めいただいて、それを空港でマイルを使ってアップグレードすることは可能です、とのありがたいアドバイス。 予約クラスBの片道だと18万円くらい。 それならいっそ、帰りのポジショニングフライトを含めて、往復で買ってしまえ! というわけで往復の予約クラスBクラスエコノミークラスチケットを購入約30万円。 そしてその場でビジネスクラスへのアップグレードを確約してもらい、座席も2Aまでいただいて、ホテルに戻りました。

LHR-HND JLビジネスクラス

とうわけで本来は NRT-oLHR-xDOH-oCDG-xDOH-xLHR-NRT と6区間すべてファーストクラスの予定でしたが、NRT-oLHR-xDOH-oCDG-xDOH-oLHR-HND となり、最後の1区間だけはビジネスクラスになってしまいました。 B787のビジネスクラスでしたが、狭いのを除けばまずまずでしょうか。 ただしこの機材には問題があって、ビジネスクラスにトイレがなんと2つしかないのです。 今回のフライトは本当にガラガラで、ビジネスクラス37席中7名しか搭乗していなかったのでよかったのですが、満席の場合は、前立腺肥大のひどい私としては不安要因です。

機内で空港タクシーを予約

とてもスピードは遅いですが最近は機内WIFIが使えることが多いので、機内からタクシーの予約なども簡単にできます。 今回まずはMKタクシーを試してみましたが、残念ながら24時間前でないと予約不能。 そのためKMタクシーのアプリを使って試してみたら、問題なくOK。 羽田到着後、すぐにタクシーに乗って帰ることができました。 空港定額タクシーだとメーターで乗るよりも2000円か3000円くらい安く済みますからね。

帰国後JLに電話してBA特典を正式キャンセル

ちょっと気になっていたBA特典航空券のキャンセル状況がどうなっているか? 帰国後早速JLに電話して聞いてみたら、キャンセル自体はペンディングになっているけど、キャンセル料金の支払いさえ済めばキャンセルできる、とのことで安心してすぐにキャンセルしました。 マイレージはすぐに戻ってきました。 税金類は後ほどカードに返金ですね。

初めての本格的ダイバート

というわけでダイバートのせいで、最後は大変な目に遭いましたが、なかなか面白い経験ができました。 20年くらい世界一周券を使っていますが、こんなことは初めてです。 今回こういう時にはスカイプ電話もなかなか役に立つ、と実感できました。 というのも私はいつも海外用のSIMを持っては行きますが、欧米の場合は通信専用SIMであって、海外での電話番号を持たずに旅行しています。 したがって下手をするとこういう緊急時に電話すらできないという状況になりうるわけです。 しかしOffice365 SOLOを契約しているので、毎月60分間分のスカイプ通話ができるので、今回はそれを使った次第です。

英語力必要

あとは英語力ですね。 電波状況の悪い通話でこういう状況を英語で説明して対応するというのはなかなか大変です。 でもまあそれくらいできないと世界一周券を使いこなすことはできないので、皆さん是非ともせめて英語だけはしっかり勉強しておきましょうね!

財力もあるといい

あとは財力ですね。 こんな状況になると最後は金の問題になってしまいます。 今回は30万円程度で済んだからいいですが、場所によってはもっと大変なこともありえます。 良い子の皆さんは、しっかり働いてしっかりお金を貯めておいてください! というわけで、いろいろありましたが、何とか無事に帰国することができました。

コメント

  1. alpine より:

    初めまして。いつも楽しくブログ拝見しております。
    ダイバートの件、大変な状況をむしろエンジョイされているようで感心しました。さすがRTWのベテランは違いますね。
    今回は乗り継ぎが別切りチケットだったためいろいろ面倒だったようですが、その辺が怖いところだなぁと教訓になりました。
    引き続き、ご旅行の先行きを楽しみにしております。

    alpine

    • rasputin より:

      alpineさま、コメントありがとうございます。
      はい、今回のダイバートのようなトラブルを楽しむくらいの心づもりがないと、RTWは使えません!? とはいえ私は20年もやっていて今回が初めてですから、そんなに頻繁に発生するわけでもありませんが….
      スターアライアンスRTWであれワンワールド・エクスプロアラーであれ、RTWを効率よく使うにはポジショニングフライトが欠かせません。 しかしそれは必ずRTWとは別切りチケットになってしまいます。 したがって今回と同様のトラブルは基本的に避けられません。 今回のような例を参考に、各人可能な範囲でなるべくそうしたリスクを軽減するような方策を考えて行っていただけるとうれしいです。
      今後ともこのホームページをご覧いただけると光栄です。