セイシェル発AONE4、2枚目を使った今年2回目の世界一周旅行から帰国後、残された時間は3日弱。 その間いろいろ手を尽くしてこのAONE4の日程変更を試みました。 そしてタイムリミットのほぼ24時間くらい前に何と逆転大勝利となりました!
全旅程
問題のチケットの全旅程は下記の通り。 これの最初の5区間を今月すでに飛んだわけです。
セイシェル-xロンドン-xロサンジェルス-oバンクーバー-xニューヨーク-o成田(現在ストップオーバー中)-oコロンボ-o成田-oバンコク-o羽田-xロンドン-xドーハ-oパリ-oドーハ-xロンドン-ヨハネスブルグ
日程変更を試みる
通常のワンワールド・エクスプロアラーであれば、日程変更も旅程変更も、所定の手数料を支払えば可能です。 通常何の問題もありません。
しかしこの禁断のセイシェル発AONE4の場合は、ちょっと素性が怪しいチケット。 キャリア直接ではなく旅行代理店を通して購入しています。 1枚目は米国の某旅行代理店、この2枚目はヨーロッパの某旅行代理店から購入。 しかし購入してしばらくした段階で、旅行代理店側ではこのチケットに触れることができなくなっています。 詳細は全旅程を終えてから書くつもりですので、ほとんどの方には意味不明のことと思いますが、事情が事情なもので悪しからず。
スリランカ航空がプレートキャリア
このチケット、プレートキャリアはなぜかスリランカ航空です。 旅程をご覧いただけるとわかりますが、最初の国際線区間はブリティッシュ・エアウェイズBritish Airwaysですので、通常であればブリティッシュ・エアウェイズBritish Airwaysがプレートキャリアになります。 もっともこれはマストではなくて、あくまでも通常は、ということであって、発券の際にプレートキャリア=発券キャリアを選択することができます。
実際昨年、一昨年のモザンビークの首都マプト発AONE4にしても、最初の区間はカタール航空であるにも関わらず、JLに依頼してJLで発券してもらっています。
今回は旅行代理店からどこをプレートキャリアにするかを聞かれました。 ブリティッシュ・エアウェイズBritish Airwaysにするのが筋ではありますが、このチケットの素性からしてそれはできません。(これについても来年あたりに書きます)
そんなわけでブリティッシュ・エアウェイズBritish Airways以外のプレートキャリアを選ぶことになりますが、プレートキャリアによってチケット代金が下手をすると5万円~10万円くらい違ってきてしまいます。 そのためこの時は最安値だったスリランカ航空を選択した次第です。(全部込み込みで約50万円強)
東京のスリランカ航空チケットオフィス
そんなわけでまずはじめにやったことは東京のスリランカ航空チケットオフィスに電話することでした。
理由は単純で第1にスリランカ航空がプレートキャリアであること。 第2に次に予定されているフライトがスリランカ航空便であること。 まずはスリランカ航空にお伺いを立てるのが筋です。
UL東京オフィスはGSA
まず一番頭に来たのが、電話がなかなかつながらないこと。 帰国翌日の火曜日の朝から何度も何度も電話をしても、ようやくつながったのが午後3時過ぎ。 はっきり言って回線数が少なすぎます。 こんなことではとても顧客の要望を満たすことはできません。
しかも聞いてみると、以前にもちょっと書きましたが、UL東京オフィスはGSA(販売総代理店)で、下請けみたいなもの。 ワンワールド系のチケットは全く扱えないとのことでした。
発券した旅行代理店に依頼するか、さもなければコロンボのグローバルコンタクトセンターに電話しろ、とのこと。
ヨーロッパの旅行代理店にもメッセージ
そんなわけでできなこととはわかっていても、一応このチケットを発券してくれたヨーロッパの旅行代理店の担当者にもFaceBook Messengerで連絡を入れておきました。
しかしもちろんno response。 私も事情はよくわかっているので、追求しません。
JLは日程変更拒否
さて次に試みてみたのはJL東京オフィスに電話すること。 このAONE4にはJL便の長距離区間もありますし、私自身がJLダイヤモンドで、全旅程にJLのマイレージ番号を登録してあります。
本来のワンワールド・エクスプロアラーのルールからいうと、すでに一部の区間を搭乗してあるワンワールド・エクスプロアラーであれば、ワンワールドのどのキャリアであっても日程変更や旅程変更ができることになっています。 あくまでもキャリアがやってくれるのであれば、ということですが。
そのためJLに日程変更を依頼してみたところ、けんもほろろに拒否されました。
このチケットはスリランカ航空の発券だから、旅行代理店に頼むか、さもなければスリランカ航空に依頼しなさい、ということ。 まあそれも筋ではありますし、このチケットの怪しい素性からいってJLが拒否するのも無理はありません。
この段階で、もうほとんど諦めムードが漂いました。 残り10区間は放棄するしかないかな?と思った次第。
スリランカ航空グローバルコンタクトセンター@CMB
しかしこうなると最後の頼みの綱である、コロンボのスリランカ航空グローバルコンタクトセンターに連絡してみないわけにはいきません。
まずはメールで事情を説明して日程変更を依頼。 しかしすぐに返事が来たのは、自動返信メールだけ。 デッドラインが迫ってきているため、そんな悠長なことを言っておられず、電話でのコンタクト試みることに。
Skype対応
このコンタクトセンター、うれしいことにSkypeに対応しています。 というか逆に、コンタクト電話番号には私のSkypeアウトからは接続できませんでした。
というわけでデッドラインの48時間くらい前に、無料の方のSkypeを使ってコンタクトセンターに連絡。
しかしこのSkypeの通信状態が非常に悪い。 ノイズは凄いし、通話は切れ切れ。 ただでさえ大変な電話での英語応対が、慣れている私でも10倍くらい大変に感じました。 この時対応してくれた担当者は男性でしたが、結局この日は日程変更をできないまま通信切断。
さらに翌日Skypeで粘る
翌日は午後3時頃まで用事があったので、午後4時頃帰宅後再度コロンボのコンタクトセンターにSkypeで挑戦。 今度はインド人女性の担当者でしたが、とても親切に根気よく話を聞いてくれて、何とか希望の日程を全部伝えることができました。 この間、ほぼ1時間。 結構疲れます。
お風呂に入って1時間くらいたってからメールを見てみると、何とコンタクトセンターから日程変更済みのconfirmationメールが入っているではないですか!
2箇所メールで修正
日程が1箇所、フライトが1箇所、合計2箇所に小さな間違いがあったため、今度は確認メールに返信する形で修正依頼。 すると同様に1時間後くらいにメールで返事がきました。
この段階で私の希望と全く同じ完璧な旅程ができあがりました。
日程変更は無料!
しかもスリランカ航空では日程変更は何と無料でやってくれました!(ご存じの通り現在JLでは1回の変更につき5400円+税調整)
メールには下記のように記載されていました。
As per the OneWorld fare rule, the ticket can be changed without any charges, if it is only date change for the same itinerary as per the ticket. However it would depend upon the request, as it needs to be checked in the Fare Rule.
E-ticket番号が二つ
メールで送られてきたE-ticketをみると、予約番号は同じなのですが、E-ticket番号が二つ併記されていました。
一番最初に発券した番号と今回発券した番号です。 なかなか不思議な現象です。
E-ticket number: 603-2021842xxx
Issue date: 19SEP18
Issuing airline: SriLankan Airlines
E-ticket number: 603-2111181xxx
Issue date: 17JUL19
Issuing airline: SriLankan Airlines
JLウェブサイトにも反映
しばらくしてからJLのウェブサイトを見てみると、日程変更がちゃんと反映されていました。 またそこからJLフライト分に関しては座席指定もできるようになっていたため、そのまま座席も選んでおきました。
他社便の座席指定はULサイトから
JLサイトでは、他社便の座席指定は「事前座席指定対象外」になっていましたが、ULサイトから予約記録を出してきたら、全旅程で座席指定も可能でした。
というわけで無事後半旅程を下記のように来年に繰り延べることができました。
コロンボ往復@2020年3月
バンコク往復@2020年ゴールデンウィーク
私としては珍しくゴールデンウィークにバンコク旅行を入れてしまいました。
パリ旅行@2020年6月
ヨハネスブルグ@2020年6月末
今回のAONE4の最終目的地であるヨハネスブルグへは来年6月末に予約を入れてあります。 これは現時点で一番遠くに入れられる旅程がこのあたりだったためです。 このままの旅程で飛ぶことも可能ですが、日程変更がこんなに簡単に、しかも無料でできるのであればこの区間に関しては後日日程変更するかもしれません。 ただしAONE4の有効期限が来年7月11日ですからいずれにせよその日までにはヨハネスブルグまで行かなければなりません。
プレートキャリアは重要
今回つくづく感じたのはプレートキャリア=発券キャリアの重要性です。 最終的にはそこに頼み込むしかなくなります。 今まではあまりそんなことに注目してはいませんでしたが、次回からは注意してプレートキャリアを選ぶようにしたいと思います。
スリランカ航空に乾杯!
それにしても今回のスリランカ航空グローバルコンタクトセンターの素晴らしい対応には感激しました。 あの回線状態の悪い途切れ途切れのSkype電話で根気よく私の話を聞いてくれた女性担当者には感謝の気持ちでいっぱいです。
ご参考までにスリランカ航空グローバルコンタクトセンターのコンタクトアドレスを記載しておきます。
24 Hour Contact Center
Telephone : +94117 77 1979 (Within Sri Lanka : 1979)
Fax : +94197 33 3999
Email : reservations@srilankan.com
Skype : srilankan.globalcontact
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